薬剤師のうつ病
4〜5月は、新卒薬剤師を獲得できなかった薬局・病院・企業や新入社員の早期離職に伴い、「急募の好条件求人」が増えるのがこの時期です！
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うつ病は仕事や人間関係ののストレスが引き金となって発症しているケースが多々あります。
それは薬剤師の職場でも非常に多く見られます。
薬剤師は、とてもストレスの多い職場であり、うつ病になる可能性が高い職業の一つです。
たくさん勉強をして薬剤師免許を取得したのに、
うつ病になり、仕事ができなくなってしまうのはとてももったいないことです。
もしかして「うつ病」かも…と思ったら、無理をせず対処方法を考えていきましょう。
うつ病のセルフチェック
- 気持ちが落ち着かず、イライラしやすい
- 寝つきが悪く、よく夜中に目が覚める
- 身体がだるく、疲れやすい
- 漠然とした不安を感じる
- 食欲がなくなった
- 集中力が続かない、あるいは過食するようになった
- 朝方、気分がすっきりしていることが少ない
- どうしても悲観的に考えてしまう
- 今まで楽しめていた趣味や人づきあいが億劫になってきた
- 日ごろしていることに満足感がもてない
- 涙ぐむことがよくある
- 気分が沈み、憂鬱な気分になる
- 著しい体重の減少（ひと月で体重の5％程度）あるいは増加があった
- これまで簡単にできてきた判断や決断ができない
- 自分はダメな人間だと思う
- 死んでしまってもいいと思う、自殺を考えたことがある
1〜9はこころの不調を示すサイン、7〜12はうつ病でしばしば認められる症状、
13〜15はうつ病が少し重症化した時にみられる症状、16は最もケアが必要な症状です。
薬剤師がうつ病になる原因
現役薬剤師の80％が「仕事の負担が大きすぎる」「職場の人間関係」などで
ストレスを感じていると答えています。（薬剤師のストレス調査：スギ薬局調べ）
薬剤師の職種は、調剤薬局、病院、ドラッグストア、製薬会社、CROなど様々あり、
職場環境によってもストレスの原因は違いますが、主に次のようなものが考えられます。
調剤薬局や病院の調剤室は、閉ざされた環境で
いつも同じメンバーが顔を合わせて仕事を行います。
一日中、同僚や上司など限られた人と過ごすことにストレスを感じる人は少なくありません。
些細なことでトラブルになったり、
常に人間関係に気を使っているためストレスが溜まっています。
狭い環境で外へ出ることもできないため、ストレスを発散するところがなく、
身も心も閉塞感に押しつぶされそうになってしまうのです。
薬剤師の仕事は、患者さんの命にかかわる仕事であるため、ミスが許されない仕事です。
調剤したものを監査しチェックを行い、調剤ミスが起こらないように万全を期しますが、
完全にミスをなくすことは難しいです。
毎日、朝から晩まで長時間にわたってミスなく緻密な作業を求められます。
調剤ミスが許されないというプレッシャーに耐えられず、
ストレスを感じ鬱状態になってしまう薬剤師も少なくありません。
忙しい調剤薬局では、どうしても患者さんの待ち時間が長くなります。
イライラした患者さんからクレームを受けることも少なくありません。
調剤薬局だけでなくドラッグストアなど、
サービス業では理不尽なクレームをつけてくるお客さんも必ず存在します。
特にドラッグストアでは薬剤師が店舗に1人しかいない事が多く、
患者さんからの質問や要望を任せられることにプレッシャーを感じる人も多いです。
その他、病院で医師や看護師との人間関係でストレスを感じたり、
製薬会社のMRであればノルマなどのプレッシャーが大きなストレスになることもあります。
どのような職場であっても患者さんの命にかかわる医薬品を扱う仕事は、
責任も重く常にプレッシャーがあり、ストレスになりやすい職種であると言えます。
薬剤師がうつ症状やうつ病かなと感じた時の対応策
先程のうつ病のセルフチェックなどで、「うつ病かも…」と感じたら、
なるべく早く専門医に受診することが大切です。
ひとりで考えるとどうしても悪い方へ考えがちです。
病院に行くことに躊躇してしまうなら、家族や友達など身近な人に相談してみましょう。
うつ症状の原因が人間関係や職場環境にある場合は、
原因の元から離れることで解決につながることも多いものです。
人や環境には相性がありますので、いくら努力してもうまくいかないこともあります。
「自分はダメなんだ」と考えないでください。今の職場があなたにあっていないだけです。
環境を変えるだけで、うまくいく人もたくさんいるのです。
今の職場にとらわれず、思い切って環境を変えることも大切です。
その場合もひとりで決断するのはやめましょう。
気分が不安定なときは、判断力も鈍ってしまう物です。
ぜひ、転職サイトのコンサルタントに相談してみてください。
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