薬剤師の平均的な転職回数はどれくらい？
薬剤師は求人がたくさんあり、求人が多い職種のため転職回数が高い職業です。
きっと、みなさんのまわりでも転職回数が多い薬剤師がたくさんいると思います。
でも実際のところの薬剤師の転職回数の平均が、どの程度なのかわからないですよね？
「みんな何回くらい転職している？」
「私の転職回数って多い？」
「平均的な転職回数ってどれくらい？」
「転職回数が多いと不利になるの？」
気になる薬剤師の平均的な転職回数について、ちょっと調べてみました！
転職経験のある薬剤師は70％以上
薬剤師専門の調査会社のアンケート調査によると、
「転職したことがありますか？」という質問に
約7割の薬剤師が「転職経験がある」との結果が出ていました。
（株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ）
薬剤師は女性が多いため、結婚、出産、引越しなどが転職理由になることも多いようです。
それ以外にも、よりよい条件や働きがい、
新しい環境に積極的にチャレンジしたいというのが上位の転職理由です。
薬剤師の転職回数は？
転職経験のある人の転職回数
転職回数1回…33.3%
転職回数2回…29.3%
転職回数3回…18.7%
転職回数4回…8.9％
転職回数5回…5.7％
転職回数6回…1.6％
転職回数それ以上…2.4％
大半は「転職回数1〜2回」ですが、
3回以上の転職回数がある人も30％以上いる結果になっています。
（株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ）
薬剤師の転職のタイミングは勤務何年目？
転職のタイミングで一番多い勤務年数は3年目です。
その後、10年目、5年目と続いています。
（株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ）
平均勤続年数
3年…17.1％
10年…13.0％
5年…10.6％
3.5年…7.3％
6年…7.3％
2.5年…6.5％
4年…6.5％
2年…4.9％
4.5年…4.1％
5.5年…4.1％
7年…4.1％
余談ですが、3年というのは特別な意味があるように感じてしまいますね。
「石の上にも3年」や「3年目の浮気」など
人間心理において3年はひとつの区切りなんですかね。
転職回数の多い薬剤師は採用が不利になる？
転職が多い薬剤師業界ですが、
転職回数が多いと採用が不利になるのでしょうか？
薬剤師の場合は、一般企業とは少し状況は異なると言えども、
やはり転職回数が多いことが採用に有利に働くことはありません。
同条件で転職回数の少ない人と求人を争う場合、
転職回数の多い薬剤師は不利になるケースもあると考えられます。
女性の場合、旦那さんの転勤が多く転職を繰り返すなど
仕方ないと思える理由であれば問題ありませんが、それ以外の場合は注意が必要です。
なぜ転職回数が多いと採用が不利になるのか？
採用担当者は、できるだけ長く働いて欲しいと思っています。
転職サイトに求人を出して新しい人材を採用するに、それなりのお金がかかります。
また、どれだけ経験がある人を採用しても新しい職場で働き始めるには、
その職場でのルールなど教えることはたくさんあり、労力やコストがかかるものです。
それだけのお金と労力と時間をかけているにも関わらず、
すぐに辞められてしまうとすべてが無駄になってしまいます。
そのため、転職回数が多い人に対しては
企業側が「採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないだろうか」
という不安が出るは同然のことだと言えます。
転職回数が多い薬剤師が転職する時の注意点は？
転職時の面接でほぼ必ず聞かれるのが、「これまでの会社の退職理由」です。
転職回数が多い人は、伝え方によっては不利になってしまうこともありますので、
事前対策をしっかりして面接に臨むようにしましょう。
「転職回数が多いと不利になるの」との思いから、
「これまでの経歴を省略した方がよいのではないか」と考える人もいると思います。
しかし、これは絶対にやめておきましょう。
職歴を隠していたことがバレるとあなたの信頼を失いますし、
最悪の場合、解雇されることもありますので、これまでの職歴は正直に伝えてください。
「退職理由はあくまで前向きでポジティブに転職理由」にすることです。
必要以上に弁明すると、前職の不満が伝わってしまい逆効果になるので注意しましょう。
マンネリ化を感じていたなら「スキルアップのため」、
給料が低いという理由なら「子供ができ、家族を養っていく必要ができたため」など
表現を変えれば、前向きな退職理由にする事ができるはずです。
転職理由については、長々と説明せずにごくシンプルにまとめておきましょう。
転職回数が多いという事は、その分多くの職場で様々な経験を積んできたとも言えます。
これまでの職場で何を経験し、どんなスキルを身に付けてきたかを
面接官にうまくアピールできれば、即戦力として働いて欲しい思ってもらう事も可能です。
伝え方次第で、不利に思えることもメリットとして伝えることができます。
これまでの職務経験を自分自身で振り返り、どのようなことがアピールできるかを
事前にまとめておくと面接の場でスムーズに話す事ができるはずです。
そうは言っても、「自分一人では何がPRできるのかよくわからない・・・」
「うまくまとめられない・・・」という人も多いと思います。
そういった場合は、薬剤師転職サイトに相談してみてはどうでしょうか？
コンサルタントは、転職を繰り返してきた薬剤師の成功例や失敗例をたくさん見ています。
多くの経験から、「こう表現したらメリットになりますよ」といったことを
あなたの状況に応じてアドバイスしてもらえるはずです。
薬剤師転職サイトでは様々なサポートを無料で利用できます！
転職回数が多い人は、面接の場でいかに
「スキルと経験」そして「熱意と意欲」をPRできるかがポイントです。
求人先によって、求める薬剤師が違うので、
アピールポイントは求人先ごとに違います。
薬剤師転職サイトでは、
求人先が「どういった薬剤師を採用したいのか」といった事前調査や
面接に同行してフォローしてくれるなど
さまざまなサポートがあり、それらはすべて無料です！
転職回数が多いといっても、人それぞれ転職理由は様々です。
伝え方ひとつで、意欲や熱意をアピールすることもできれば、逆効果になることもあります。
コンサルタントに効果的な伝え方を相談すれば、
個々の状況にあったアピール方法をアドバイスしてくれます。
コンサルタンとは転職のプロです。
アドバイスに従い転職活動を行えば、転職回数が多くても決して心配はいりません。
転職回数が多く不安に思っている薬剤師さんは、
ぜひ一度、コンサルタントに転職方法を相談してみることをおすすめします。
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