薬局薬剤師が取得できるおすすめの認定薬剤師は?

調剤薬局で働く薬剤師におすすめの認定薬剤師の種類一覧

 

認定薬剤師とは、質の高い薬剤師業務を行うことを目的に、
最新の薬学や医療に関する単位を取得したことを認定する資格です。

 

薬剤師の国家資格は一度取得すると更新はありませんが、
認定薬剤師は有効期限があり数年毎に更新する必要があります。

 

つまり、認定薬剤師の資格を保有するには勉強をし続ける必要があり、
認定薬剤師の資格を保有しているということは「スキルアップを続けている薬剤師」という
客観的な指標にもなります。

 

認定薬剤師の取得は、病院薬剤師だけでなく調剤薬局薬剤師でも可能なもの
たくさんあります。
ここでは、調剤薬局薬剤師が申請できる認定薬剤師の一覧を紹介します!

 

 

調剤薬局薬剤師が取得できる認定薬剤師は?

 

研修認定薬剤師

認定母体:日本薬剤師研修センター

 

薬剤師倫理、基礎薬学、医療薬学、衛生薬学および薬事関連法規・制度などを修得。
薬剤師の資質を維持、自己研鑽することで時代に即した薬学的ケアができる。

 

認定要件
・毎年5単位以上、新規認定には単位取得日より4年以内に40単位以上の取得
・研修には集合研修、実習研修、グループ研修、通信講座研修、インターネット研修、自己研修などがある

 

更新:3年

 

 

漢方薬・生薬認定薬剤師

認定母体:日本薬剤師研修センター

 

漢方・生薬に関する研修を受け、専門的知識を修得し、エビデンスに基づいた薬物療法を実践できる。

 

認定要件
・漢方薬・生薬研修会を受講(出席率80%以上)
薬用植物園実習でのレポートを提出
・認定試験あり

 

更新:3年

 

 

小児薬物療法認定薬剤師

認定母体:日本薬剤師研修センター

 

小児科領域において医薬品に関わる専門的立場から医療チームの一員として、小児薬物療法に参画するための能力と適性を備え、適切な助言及び行動ができる。

 

認定要件
・実務経験3年以上
・小児科病院で薬剤管理指導業務が実施されている病院において1日の小児関連実務研修を履修
・e-ラーニングで小児薬物療法研修を受講
・認定試験あり

 

更新:3年

 

 

緩和薬物療法認定薬剤師

認定母体:日本緩和医療薬学会

 

がん治療において緩和医療チームに加わり、医師や看護師、他職種と連携し緩和薬物療法を行う。
また、患者のQOL向上のために、がんの痛みや症状管理など薬物の適正使用を支援しながら、がん治療を円滑に進めることが期待される。

 

認定要件
・実務経験5年以上かつ、緩和ケアに3年以上従事
・5年以内に所定の単位の研修を履修、規定の講習会に参加
・規定の学術集会において緩和ケア領域に関する学会発表を2回以上(少なくとも1回は発表者)
・病院等に勤務する薬剤師は緩和ケアに関わる30症例以上提示、保険薬局に勤務する薬剤師は15症例以上提示
・所属長の推薦
・認定試験あり

 

※論文発表なし

 

更新:5年

 

 

外来がん治療認定薬剤師

認定母体:日本臨床腫瘍薬学会

 

外来でのがん治療を行う患者が急速に増え、治療の中心が地域へと移ってきている。
外来がん治療認定薬剤師はその専門性を活かし薬物療法、患者・家族の精神面の両面から患者が治療を継続できるよう良質なサポートをすることが求められる。

 

認定要件
・実務経験3年以上
・本学会の学会員
・薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度による認定薬剤師等の一定の水準に達している
・本学会が認定するがん領域の講習会または研修会を一定の単位以上履修
・がん患者へのサポート事例を10例提出
・認定試験(筆記・面接)あり

 

※論文発表・学会発表なし

 

更新:3年

 

 

公認スポーツファーマシスト

認定母体:日本アンチ・ドーピング機構(JADA)
最新のドーピング防止規則に関する正確な情報・知識をもち、競技者を含めたスポーツ愛好家などに対し、薬の正しい使い方の指導、薬に関する教育等の普及・啓発を行う。

 

認定要件
・基礎講習会と実務講習会を受講
・認定試験あり

 

更新:4年

 

主な活動:競技者・指導者への薬の使用に関する情報提供、啓発活動、学校教育の現場における薬の使用に関する情報提供・啓発活動など

 

 

 

プライマリ・ケア認定薬剤師

認定母体:日本プライマリ・ケア連合学会

 

プライマリ・ケアについて所定の研修を受け、その知識、技能、態度を修得する。

 

認定要件
・4年以内に50単位以上(50単位のうち本会主催研修会と本会関連の指定講座の単位の合計が30単位以上であること)
・薬剤師認定機構の認証を受けた薬剤師認定制度の研修のうち、本会が指定した講演、講義、シンポジウム、ワークショップ、e-ラーニングなどの研修受講で得た単位は20単位を上限として認める。
本会主催のe-ラーニングと本会が指定したe-ラーニングは合計15単位を上限として認める。
・認定試験あり

 

更新:3年

 

 

栄養サポートチーム専門療法士

認定母体:日本静脈経腸栄養学会

 

静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を習得し、高度な栄養療法を実践する。

 

認定要件
・医療・福祉施設に5年以上勤務し、栄養サポートに関する業務に従事した経験を有する。
・本学会学術集会に1回(10単位)以上、本学会主催の臨床栄養セミナーに1回以上参加することを必須とし、この単位数を必須単位数とする。
必須単位数30単位以上を有するか、または、必須単位数に加え、本学会がみとめる栄養に関する全国学会、地方会、研究会への参加単位数の合計が30単位以上
・規定により認定された認定教育施設において、合計40時間の実地修練を修了。
・認定試験あり
・静脈経腸栄養管理に関する症例提出

 

更新:5年

 

 

日本禁煙学会認定指導者・日本禁煙学会認定専門指導者

認定母体:日本禁煙学会

 

より高い水準の禁煙治療や禁煙・防煙教育を実践できる。

 

認定要件
日本禁煙学会認定指導者
・3年間に行った禁煙指導歴、禁煙推進活動歴、防煙教育歴のいずれかがある。
・論文・学会発表なし

 

日本禁煙学会認定専門指導者
・5年間に行った禁煙指導歴、禁煙推進活動歴、防煙教育歴のいずれかがある。
・防煙・禁煙講演の講師歴、日本禁煙学会での発表、日本禁煙学会雑誌ないし同等の雑誌への論文執筆のいずれかがある
・認定試験あり

 

更新:5年

 

その他:日本禁煙学会が指定する2時間以上の禁煙の講習会受講で、禁煙サポーターに認定。

 

 

医薬品情報専門薬剤師

認定団体:日本医薬品情報学会

 

医薬品の有効性と安全性を高める適正使用情報について専門性を有し活用(創出・調査・評価・提供・安全対策・教育)できる。

 

認定要件
・医薬品情報に関わる業務経験が通算で5年以上
・日本医薬品情報学会が指定する生涯教育セミナーに参加し、60単位以上(必須40単位以上を含む)
・全国レベルの学会あるいは日本病院薬剤師会ブロック学術大会において学会発表が2回以上
・医薬品情報領域の学術論文が1編以上(筆頭著者)
・施設長・所属長などの推薦がある
・認定試験あり

 

更新:5年

 

 

認知症研修認定薬剤師

認定団体:日本薬局学会

 

認知症領域において医療・介護・福祉チームの一員として薬物療法を中心に認知症の患者、その家族に対して薬学的視点を踏まえた適切な助言および対応ができる。

 

認定要件
・e-ラーニングの受講
・ワークショップ基礎編、応用編を受講
・認知症の人への介入事例(本学会の定める書式)を3例以上。3例のうち、1例は施設訪問報告を含めてよい
・認定試験(筆記・面接)あり

 

 

在宅療養支援認定薬剤師

要介護高齢者の居宅療養支援や共同薬物治療管理をチーム医療で実践するために必要な薬物治療の知識、技能、態度を修得する。

 

認定要件
・3年以上の薬剤師実務経験
・薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯認定制度による認定薬剤師、日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師または日本医療薬学会認定薬剤師
・所定の研修講座受講により35単位以上の研修単位を取得
・在宅業務の実践による5事例の報告もしくは実践実習講座を受講
・本学会主催の学術大会に参加
・バイタルサイン講習会を受講
・認定試験あり

 

更新:3年

 

 

医療情報技師・上級医療情報技師

認定母体:日本医療情報学会医療情報技師育成部会

 

医療情報技師
医療現場のニーズに合った医療情報システムを開発・導入し、適切かつ効率的に運用・管理していくために必要な「情報処理技術」の知識・技能を習得する。

 

上級医療情報技師
医療情報技師としての知識と経験を活かし、全体最適の観点から保健医療福祉の情報化と情報の利活用を推進、リーダーシップとマネジメント力を発揮する。

 

認定要件
医療情報技師
・認定試験あり
医学・医療系、情報処理技術系、医療情報システム系の3科目すべてに合格。合格しなかった科目があるときは、その科目を再受検。

 

上級医療情報技師
・医療情報技師の資格を有すること
・次のA、Bのうち、いずれかを満たすこと
 A.医療情報システムに関する5年以上の職務経験
 B.情報システムに関する5年以上の職務経験を有し、かつ医療情報システムに関する職務経験がある
・認定試験(論文、面接)あり

 

更新:5年

 

 

 

精神科薬物療法認定薬剤師

認定母体:日本病院薬剤師会

 

精神科薬物療法に関する高度な知識と技術により、精神疾患患者の治療と社会復帰を支援し、精神疾患に対する薬物療法を安全かつ適切に実践する。

 

認定要件
・実務経験を5年以上有し、日本病院薬剤師会、日本薬剤師会、日本女性薬剤師会、日本保険薬局協会のいずれかに所属
・日本医療薬学会、日本生物学的精神医学会、日本薬学会、日本病院・地域精神医学会、日本臨床薬理学会、日本社会精神医学会、日本精神神経学会、日本老年精神医学会、
日本神経精神薬理学会、日本精神科救急学会、日本臨床精神神経薬理学会、日本認知症学会のいずれかの会員
・日病薬病院薬学認定薬剤師または日本医療薬学会認定薬剤師であること
・精神科を標榜する病院または進路油書もしくは精神科の処方せんを応需している保険薬局に勤務し、精神科薬物療法に5年以上直接従事
・精神科領域の講習会等を所定の単位(40時間、20単位)以上履修
・精神疾患患者に対する指導実績が50症例以上
・病院長あるいは施設長などの推薦
・認定試験あり

 

更新:5年

 

 

骨粗鬆症マネージャー

認定母体:日本骨粗鬆症学会

 

骨粗鬆症リエゾンサービスの役割を担う、骨粗鬆症に関する知識を有するメディカルスタッフを専門スタッフとして認定する。

 

認定要件
・日本骨粗鬆症学会会員であること
・病院・診療所・介護サービス施設/事業所・薬局・臨床検査センター・自治体・保健所・教育機関などに所属
・過去3年以内に本学会で実施する骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースを1回以上受講
・過去3年以内に日本骨粗鬆症学会学術集会に1回以上参加〔経過措置により3年間(2016年認定申請まで)は本学会の参加履歴は必要としない〕

 

更新:5年
※骨粗鬆症リエゾンサービスの目的:最初の骨折への対応および骨折リスクの評価と、新たな骨折防止、また最初の脆弱性骨折を予防すること。
他職種連携による骨折抑制を推進するコーディネーターの活動によって、骨折発生率を低下させ、トータルで医療費を減らす。

 

 

HIV感染症薬物療法認定薬剤師

認定団体:日本病院薬剤師会

 

HIV感染症の薬物療法を有効かつ安全に実施できるよう、患者の意思を尊重した服薬指導、薬物療法の総合的な支援など質の高い業務を実践する。

 

認定要件
・日本病院薬剤師会、日本薬剤師会、日本女性薬剤師会、日本保険薬局協会のいずれかの会員であり、かつ日本医療薬学会、日本薬学会、日本臨床薬理学会、日本エイズ学会のいずれかの会員
・日病医薬病院薬学認定薬剤師または日本医療薬学会認定薬剤師を修得
・実務経験5年以上
・研修施設で実技研修を16時間以上履修、またはHIV感染症患者に対する指導に3年従事
・病院長あるいは施設長などの推薦がある

 

取得のためには
・日本病院薬剤師会が認定するHIV感染症領域の講習会、および別に定める学会が主催するHIV感染症領域の講習会などを所定の単位(10時間、5単位)以上履修
・HIV感染症患者に対する指導実績が30症例以上
・認定試験あり

 

更新:5年

 

 

認定運動支援薬剤師 ウエルネスファーマシスト

認定母体:つくばウエルネスリサーチと医療教育研究所

 

ウエルネスファーマシストは運動生理学に基づいた体の仕組み、運動の効果および運動指導方法を学ぶ。
患者や高齢者に向けたアクシデント対策を実施し、地域住民が安心して健康づくり・維持増進ができるよう支援する。

 

認定要件
・必要な講座をすべて受講
例)科学的根拠に基づく健康づくりとは
運動実施のためのメディカルチェックの必要性
健康推進を目的とした中高齢者の運動指導の基礎
運動指導のためのリスクマネジメント など
・認定試験あり

 

更新:3年

 

 

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