ブランク薬剤師、調剤未経験の薬剤師におすすめの研修制度
ライバルの求職者も多いこの時期は、応募が殺到するため、少しでも早く活動を始めることをおすすめします!
薬剤師としてのブランクが長いほど、自分の知識と現場で必要な知識とのギャップに対して、
不安に思うのは無理もありません。
結婚や出産で家庭に入った人なら、
医薬品業界とはまったく関わることなく過ごしてきた人も多いと思います。
その他にもドラッグストアで働いていて、調剤報酬や関連法規のことはわからないなど、
それぞれ不安に思うことは少なくありません。
そういった現場を離れていた間の知識を埋めるための研修制度が存在します。
ここでは、ブランクを埋めるための研修制度をご紹介します。
研修認定薬剤師制度
薬剤師を取り巻く医薬品業界は、
日々変化を遂げており生涯にわたって勉強が必要です。
そういった知識をブラッシュアップしていることを保証する1つとして
「研修認定薬剤師制度」があります。
「研修認定薬剤師制度」は、
公益財団法人「日本薬剤師研修センター」が運営する制度で、
薬剤師の障害研修をバックアップし、その成果を客観的に認定するものです。
これは、すべての薬剤師を対象に認定が受けられる制度ですので、
薬剤師であれば誰でも自由に参加することができます。
現在、仕事についていなくても参加できるので、
ブランク薬剤師がブランクの間や復職前に勉強するにはおすすめの制度です。
研修としては
- 研修認定薬剤師制度の研修
- 漢方薬・生薬認定薬剤師制度の研修
- 小児薬物療法認定薬剤師制度の研修
- 認定実務実習指導薬剤師制度の研修
- 6年生カリキュラム対応研修とWebテスト
- 1日薬局・病院実務研修
・日本薬剤師研修センターと他機関が共催する研修
・他機関が各都道府県で開催する集合研修
・e-ラーニング研修
・ビデオ研修
・ビデオオンデマンド(VOD)研修
などがあります。
4年以内に40単位以上を修得すれば、研修認定薬剤師として登録され、
認定薬剤師証が交付されます。
認定証は3年ごとに更新を受けることになります。
3年間で30単位以上の取得が必要です。
薬剤師が研修認定薬剤師制度を受けるメリット
薬剤師としての知識や技術は、時間の経過と共に古くなってしまいます。
そのため、薬剤師は知識や業務のレベルアップを図るために、
継続した生涯学習をすることが重要です。
研修認定薬剤師として認定され、更新することは、
常に新しい知識を学習していることを客観的に証明することになります。
それにより他の医療従事者や患者からの信頼を高めることにつながります。
もちろん転職や復職の際にも「研修認定薬剤師」として認定されていることで、
求人先に与える印象がよりよくなることは間違いありません。
研修認定薬剤師制度にかかる費用
- 薬剤師研修手帳 定価:514円(本体476円、税金38円)
- 各種研修の参加に必要な受講料
- 認定申請手数料
送料:1冊140円
研修認定薬剤師の認定に必要な単位を記録する「薬剤師研修手帳」の購入が必要です。
研修ごとにことなります。
1申請につき10,286円必要です。日本薬剤師研修センターへ振込を行います。
お金をかけずに無料で勉強したい薬剤師さんにおすすめ
研修にかけるお金がないという方は、
転職サイトが提供している研修を利用する方法もあります。
研修制度が整っている転職サイトとしては、「ファルマスタッフ」があります。
ファルマスタッフは、日本調剤グループが運営しており、研修体制が非常に充実しています。
派遣スタッフとして働くと、インターネットで調剤について学べる
e-ラーニング「JP Learning」を1年間無料(通常受講料12,960円)で受講できます。