入社半年で辞めたいと悩む薬剤師さんへ
こんにちは。某大手調剤薬局で薬局長として働いています。
薬局長という立場上、多くの薬剤師の悩みを聞いてきました。
その経験を活かして、薬剤師さんの悩みに対する解決法を紹介しています。
仕事を辞めたいと悩むことは誰にでもあることだと思います。
入社してすぐの頃はわからないことも多く、
仕事に慣れればやりがいや仕事の面白さがわかるかもしれないと
思いながら頑張る人がほとんどです。
入職から半年くらい経つとある程度職場にも慣れ、
入職当初に比べれば周りが見えるようになってくるのではないでしょうか。
そんな入社半年で会社を辞めたいと考えてしまうのには様々なきっかけがあるようです。
薬剤師が仕事を始めて半年で辞めたいと感じてしまう理由は
どういったことがあるのでしょうか。
実はもっと早くから辞めたいと思っていた
入社半年で転職したいという相談する人のほどんどは、
実はもっと前から「辞めたい」と思っていた人がほとんどです。
入社してすぐの頃はわからないことも多く、
人間関係を構築したり仕事を覚えることで精いっぱいです。
仕事に慣れればやりがいを感じたり仕事の楽しさもわかるのかもしれないと
「やめたい」気持ちを抑えながら頑張っています。
また、周りから「入社してすぐに辞めるのはよくない」
「少なくとも3年は勤めるべき」といったことを言われることもあり、
踏ん張り耐えている人が多いのではないでしょうか？
しかし、どれだけ頑張ってみても精神的にも体力的にもつらくて耐えられなくなり、
限界にくるのが入職半年なのかもしれません。
薬剤師が半年で仕事を辞めたいと考える理由
人間関係の悩み
薬剤師のみならず転職の理由で最も多いのが、人間関係です。
「職場に合わない人がいる」「いじめにあっている」など
職場の人間関係で悩む薬剤師さんは少なくありません。
職場では苦手な人や嫌な人とも一緒に仕事をしていかなくてはいけません。
薬剤師の職場は狭く少人数であることが多いため、
人間関係がうまくいかないと想像以上に精神的なストレスを感じるものです。
人間関係が憂鬱すぎて会社に行きたくなくなるまでになると、
退職を考えるようになるのも無理はありません。
忙しすぎる激務な職場
病院や調剤薬局、ドラッグストアの中には
人手が少なく忙しい職場が少なくありません。
日々、業務に追われ仕事時間内では終わらず
残業の毎日という職場もあるのではないでしょうか。
心身ともに限界を感じ、
このままだと体調を崩してしまうという理由で転職に踏み切る人もいます。
思っていた仕事と違った
仕事を始めて半年くらい経つと、ある程度仕事の全体像が見え、
「やっぱり自分に向いていない」と判断できるようになる時期でもあります。
「入社前はもっとやりがいがあると思っていたけど、
実際にやってみると楽しさが見いだせない」というのはよくある退職理由です。
入社前の理想が高いほど、
そのギャップによるショックも大きいのではないでしょうか？
半年で辞めるときに考えるべきこと
つらい職場で無理に仕事を続けていくのは、とても苦しいものです。
新しい職場を探すのも一つの解決法だと思います。
ただ、「仕事を辞めたい」と思ったからと言って、
勢いで転職するのはおすすめしません。
半年で仕事を辞める前に確認すべき事をまとめましたので、
まずはチェックしてみてください。
なぜ今の仕事を辞めたいと思うのか、
その理由を紙に書き出すようにしてみましょう。
頭で考えていると「辞める」ことばかりにフォーカスしてしまいますので、
紙に書き出して冷静に見返して見ることです。
辞めたい理由を見直して「解決できる理由」か「解決できない理由」を考え、
今の仕事を続けることでは解決できないのであれば
転職に向けて動くことを考えましょう。
半年で今の仕事を辞めることで起こりうる
メリット・デメリットがあるのかを考えてみましょう。
人それぞれ違うと思いますが、主なものを紹介します。
メリット
- 辛い人間関係がなくなる
- 自分に合った環境で働ける可能性がある
- 眠れない日々から解放される
デメリット
- 職歴が半年になり、転職に不利になる可能性がある
- 希望の転職先が見つかるかわからない
メリット・デメリットを客観的に判断し、
少しでもデメリットを減らせる方法はないだろうかと考えてみると、
転職に関する不安が解決できるかもしれません。
転職活動にかかる時間は人それぞれ違いますが、
少なくとも3カ月程度はかかると考えておく方がいいと思います。
薬剤師は求人が多く転職しやすい職種ではありますが、
自分が働きたいと思える職場がすぐに見つかるとは限りません。
ストレスで体調を崩したり病気などであれば別ですが、
理由がない限り職歴に空白ができることはおすすめできません。
できるだけスムーズに転職先を見つけるためにも、
まず転職活動をしてみてから辞める決断をしてみても遅くはないと思います。
入社半年の薬剤師が転職するには
半年で前職を退職していることは、場合によっては不利になる可能性もあります。
企業側に「またすぐに辞めるのではないか」と思われてしまうためです。
しかし、若い薬剤師は採用企業側からも需要があるため、
退職理由を工夫したりやる気を伝えることができれば
第二新卒としてアピールすることもできるのです。
そのため、まずは転職サイトのコンサルタントに相談し、
「求人情報の収集」や「自分がどういった仕事がしたいのか」を
相談することをおすすめします。
辞めたくてモヤモヤしている気持ちを相談してみるだけでも、
気が楽になるはずです。
転職サイトのコンサルタントは、
たくさんの辞めたい薬剤師の転職サポートをしてきたプロなので、
他の薬剤師がどのような理由で辞めたのか、
どういった職場がおすすめなのかの情報を把握しています。
転職の成功事例はもちろんのこと、
退職理由の伝え方や面接でうまく対応するコツなどについても
アドバイスをもらうようにしましょう！
転職サイトの利用は無料ですし、
登録したからといって必ず転職しなければいけないわけではありません。
まずは悩んでいるということをコンサルタントに相談してみてください。
きっと心強い味方となることに違いありません！
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