薬剤師が未経験でメディカルライターになるには?年収、求人

薬剤師が未経験でメディカルライターになるには?年収、仕事内容、求人など

メディカルライターとして働いている薬剤師です。

 

大学を卒業後、調剤薬局に就職しましたが、
5年間勤めた後にメディカルライターに転職しました。

 

現在は、調剤業務とは全く違う仕事をしています。

 

 

 

 

私がメディカルライターとして働いているというと、
薬剤師の友達でも「メディカルライターって何?」「どんな仕事しているの?」
ということをよく聞かれます。

 

 

薬剤師の中でも、
まだまだメディカルライターについて知っている人はあまり多くないですよね。

 

 

薬剤師の仕事というと、調剤業務が一般的ですし、
薬剤師免許を持っている人の6割くらいは調剤薬局や病院で働いています。

 

でも薬剤師が活躍できる場は病院や調剤薬局以外にもたくさんあって、
そのひとつがメディカルライターです。

 

調剤業務からメディカルライターに転職した薬剤師の目線から
メディカルライターの仕事やメリット・デメリットについて紹介します!

 

 

 

 

メディカルライターとして働く薬剤師の仕事とは?

 

「薬剤師がライター業?」と不思議に思う方も多いかもしれませんが、
薬剤師の資格を活かした文章を書く仕事です。

 

 

「メディカル」つまり医療にかかわる記事を書くライターで
メディカルライターは、主に医療業界に関することを執筆しています。

 

 

医師や薬剤師など医療の専門家が見る雑誌やメディアもですし、
一般の人が目にするような健康や薬に関する記事など様々あります。

 

 

メディカルライターの仕事は、
「メディカルライティング」「メディカルコピーライティング」
2つに分けられることがあり、それぞれの仕事内容を紹介します。

 

 

メディカルライティング

医薬品、医療機器の開発・承認に必要な各種書類や報告書の作成が主な仕事です。
勤務先は、製薬会社やCRO(医薬品開発受託機関)などです。

 

 

承認申請に必要な書類は、薬事法やその他ガイドラインに沿って作成する必要があり、
専門的な知識が必要とされます。

 

また、医薬品の開発は各社が競って研究を進めているので、
書類作成が遅れればそのまま医薬品の承認の遅れにつながりますので、
メディカルライティングの仕事は、
書類作成の正確性とともに迅速に書類を作成できるスピードも求められます。

 

 

開発業務で使用する資料は、海外の資料であることも頻繁にあるので、
英語力があると、仕事をスムーズに進められる事が多いです。

 

 

メディカルコピーライター

メディカルコピーライターの仕事は、
医薬品や医療機器の販売促進のための広告戦略において
キャッチコピーや広告、宣伝文を作成する仕事です。

 

この場合の勤務先は医薬系広告代理店になり、
製薬会社から依頼された仕事を行います。

 

新しい薬の発売に際して、薬剤師専門誌に掲載する広告を作成したり、
販促物、パンフレットの作成業務などの業務も行います。

 

 

インパクトのあるキャッチコピーや印象に残る宣伝文句を考えるのは、
発想力やアイデアが必要となり「産みの苦しみ」はありますが、
自分の考えた物が形となり採用された際には、その苦労も報われるほどの喜びです。

 

薬学の知識を活かしつつ、発想力を使った仕事をしたい人には
これほど適した仕事は他にはないかもしれません。

 

 

その他のメディカルライターの仕事

医師や薬剤師など医療従事者向けの
専門雑誌や医療系雑誌に掲載する記事の執筆業務を行います。
これは、主に医薬系出版社などに勤務するメディカルライターの仕事です。

 

記事の情報収集のために、
国内外の学会に参加したり、専門医に取材したりします。

 

 

医療系の学会で発表される内容は、疾患や薬の専門知識がないと理解できません。
そのため、薬学の専門知識のある薬剤師は非常に求められており、
薬学の専門知識を活かして薬剤師の専門雑誌などの記事の作成を行います。

 

 

取材をし記事を執筆する仕事は、まさしくイメージするライター業に近いのが
このお仕事だと思います。

 

 

 

 

このようにメディカルライターとひと言に言っても様々な仕事があり、

 

主な勤務先は、次の3つです。

・製薬会社やCRO
・広告代理短
・出版社

 

勤務先によって仕事内容が大きく異なるので、
メディカルライターとしてどのような仕事をしたいかを考えておくと、
転職活動をする際にスムーズに進められますよね。

 

 

メディカルライターで働く薬剤師の年収は?

 

メディカルライターは正社員だけでなく、フリーランスで働く人も多い業界です。
薬剤師がフリーランスで働けるのは、メディカルライターくらいではないでしょうか。

 

正社員とフリーランスのメディカルライターの給料・年収相場を紹介します。

 

 

正社員として働くメディカルライターの年収

正社員として働くメディカルライターの年収は、500万〜700万円程度です。
未経験でも400万円以上の年収相場であり、
調剤薬局や病院など薬剤師の他の職場の平均年収と比べると高いです。

 

その理由としては、メディカルライターがまだ知名度が低く
メディカルライターとして働く薬剤師が少ないということがあります。

 

 

メディカルライティングには薬学の知識が不可欠なため、薬剤師の需要が高いのですが、
薬局などの現場からメディカルライターに転職しようと考える薬剤師があまり多くなく、
供給が追いついていません。

 

そのため、給与水準も比較的高く高額年収が期待できます。
キャリアを積んでいけば、さらに年収を伸ばすことが可能な仕事で、
3年程度キャリアを積むことで年収800万円も狙えます。

 

 

フリーランスで働くメディカルライターの年収

メディカルライターの仕事は、期限を守って原稿を出せれば場所に縛られません。
そのため、フリーランスで在宅勤務で働く薬剤師も多いです。
フリーランスの場合は年収が幅広く、多い人は正社員よりも稼いでいます

 

 

フリーランスのメディカルライターの平均年収は400万円〜800万円程度です。
正社員とあまり変わらない金額に見えますが、
バラつきが大きく年収1000万円以上稼ぐ人もる一方で
年収300万円も稼げないという人もいるという状況です。

 

 

薬剤師がメディカルライターとして働くメリット・デメリット

 

調剤薬局からメディカルライターに転職した私が、
メディカルライターとして働いていて感じるメリットとデメリットをまとめてみました。

 

メリット

  • 薬剤師資格を活かした仕事ができる
  • 仕事内容が多岐にわたり、様々な経験ができる
  • フリーランスになれば、場所を選ばず在宅でも仕事ができる
  • 需要が多いため年収が高く、実力次第で年収アップが可能

 

デメリット

  • 調剤業務ではないため、薬剤師としてのキャリアは積めない
  • 文章を書く能力の適正が必要
  • 長時間文章を書く作業を行う必要がある

 

 

メディカルライターの仕事は、
記事執筆から広告作成、学会参加や医師へのインタビューなど
とても幅広くたくさんあります。

 

調剤薬局で働いていた時は、
日々の仕事がルーチン作業で退屈だなと感じていましたが、
メディカルライターになってからは、単調でつまらないと感じることは全くなくなりました。

 

ただ、文章を作成したりコピーライティングを考えたり、
「書く」ことを続けていかなければいけない仕事です。

 

 

また、書くための情報収集をするために文献を読んだり、
文章の間違いがないかの校正作業など
地味な作業もたくさんあることは覚悟しておく必要はあるかもしれません。

 

 

仕事内容以外のメリットとしては、
メディカルライターの場合、正社員として経験を積めば、
いずれフリーランスとして在宅で働くことができるということが大きいです。

 

家事や育児と両立しながら、
ママになっても働きやすいのもメディカルライターの大きな魅力だと感じています。

 

 

 

 

メディカルライターはこんな薬剤師におすすめ

 

書くことや調べることが好きな人

メディカルコピーライター・メディカルライティングどちらの仕事も、
文章を作成したりコピーライティングを考えたり、常に「書く」ことが求められる仕事です。

 

書くために長時間にわたり文書や書類を読み続ける必要もあります。
文字や文章を格闘することになるため、
長時間文書や書類、資料などと接することが苦にならない人には、向いている仕事です。

 

 

幅広い仕事がしたい人

ひとことにライターと言っても様々な仕事があります。
雑誌に掲載する記事を書いたり、キャッチフレーズを考えたり、パンフレットを作ったり。

 

また、書く仕事以外にも
記事執筆のために医師にインタビューを行ったり、学会参加のために出張したりと
多岐にわたる仕事があります。

 

調剤薬局時代には、考えられなかった仕事の幅広さがあり、
編集スタッフやクライアントさんなど関わる人や見る世界が広がりました。
様々なジャンルの人との出会ったり、いろいろな経験がしたい人にはとてもおすすめです。

 

 

在宅勤務がしたい人

メディカルライターは需要はあるものの、なりたい薬剤師が少ない状態です。
そのため、企業は薬剤師のメディカルライターを確保するため、
「在宅勤務可能」「土日休み」「時短勤務」など
働きやすい職場づくりをしている会社が増えてきています。

 

ライターは、期限内に原稿を提出できれば場所は問わずに仕事ができます。
経験を積めば、フリーランスで働くこともできるので、
在宅で仕事をしたり、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

 

薬剤師がメディカルライターになるには?

 

メディカルライターは需要はあるのですが、まだまだ知名度が低いこともあり、
なりたい薬剤師が少なく、一般的な求人情報には出回りません。
そのため、ハローワークやインターネット求人を探しても見つかりません

 

 

私の場合は、転職サイトに登録してコンサルタントさんに紹介してもらいました。

 

転職サイトでもメディカルライターの求人は非公開求人になっていることも多いので、
効率的に求人を探すには、ただ登録するだけではなく、
コンサルタントさんに直接求人を聞くようにしてください。

 

 

 

 

メディカルライター経験のある薬剤師は少ないので、
未経験で転職する人がほとんどです。

 

私も未経験でメディカルライターに転職して、
先輩に教えてもらいながら、仕事ができるようになりましたし、
未経験であることは心配はいりません。

 

 

むしろ、調剤薬局や病院、ドラッグストアなどの勤務経験のある薬剤師は
医療現場のことを知っているの、有利になることが多いです。
転職サイトの登録から利用は完全無料なので
メディカルライターに興味のある人は、一度非公開求人を覗いてみてはいかがですか?

 

 

メディカルライティングやメディカルコピーライティングなど
求人先によっても仕事内容は事るので、
事前にコンサルタントさんに会社ごとの仕事内容を聞いてきましょう。

 

 

私が転職の際に利用して、メディカルライター業界に詳しいと感じたのは、
「リクナビ薬剤師」さんでした。

 

コンサルタントさんの情報量がすごくって、
薬剤師の業界についていろいろ教えてもらえて、とても勉強になりました。

 

 

研修体制が充実しているかどうかなどの内部情報も教えてもらえますので、
ぜひアドバイスをもらうようにしてみてくださいね!

 

 

メディカルライター求人を探すのにおすすめの薬剤師転職サイト!

 

「リクナビ薬剤師」

 

大手企業とのパイプが強く、メディカルライターなど企業求人が豊富です。
登録は無料なので、転職のプロのアドバイスを聞いてみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

メディカルライターなど企業への転職におすすめ!

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メディカルライターへの転職を考える際にリクルートは外せません。

 

 

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