調剤未経験のペーパー薬剤師が転職で気をつけるべきこと

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薬剤師であれば、「将来、薬剤師が飽和する」という話題は耳にしたことがあると思います。

 

 

薬剤師過剰論が出てきた原因は、
2003年移行の薬科大学の増設ラッシュにより、薬剤師が増えたこと、
また医薬分業がある程度進み調剤薬局の数が頭打ちになりつつあることがあげられます。

 

 

また、薬事法の改正により一般用医薬品のうち、
副作用リスクが少ない第二類医薬品、第三類医薬品が登録販売社にでも
販売できるようになりました。

 

 

その結果、第一類医薬品を扱わないドラッグストアは、人件費の高い薬剤師を雇わず、
登録販売者のみを従事させる店舗が増えたということもあります。

 

 

 

 

薬剤師は守られている

 

日本では調剤業務は薬剤師がしなければいけませんが、
アメリカではテクニシャン制度が取り入れられています。
日本では、「調剤技師」「薬局テクニシャン」などと訳されています。

 

 

テクニシャンは、薬剤師の補佐的な存在として、処方箋に必要な薬の量を計量したり、
ピックング作業をおこなうことができます。

 

 

薬剤師は処方薬を患者に渡す前に確認したり、
患者との対話を行ったり薬物療法に専念することが求められています。
日本でもテクニシャン制度を導入すべきかどうか、話題に上がることが少なくありません。

 

 

薬剤師の確保に悩む薬局側としては、テクニシャン制度が導入されれば
薬剤師不足の解決につながりますし、人件費削減にも役立ちます。
もし、日本でもこの制度が導入されれば、薬剤師の需要が大きく減りますし、
薬剤師過剰論が現実のものとなってしまうでしょう。

 

 

薬剤師であれば転職先があると言っていられるのは、
薬剤師の雇用が規制により確保されている現状があるからです。

 

 

影響を受けやすいのはペーパー薬剤師

 

ペーパー薬剤師とは、薬剤師資格を持っているものの、
調剤の仕事をしていない薬剤師のことをいいます。

 

 

例えば、ドラッグストアでOTCの販売のみに携わっている薬剤師や、
製薬会社、医薬品卸で勤務する調剤経験がない人たちです。

 

 

これまで薬剤師が不足してた時代は、
資格があれば調剤経験の有無に関わらず就職や転職が可能でした。

 

 

しかし、将来、薬剤師が過剰になったとき、最も影響を受けやすいのは、
これらのペーパー薬剤師と言えるでしょう。
求人先は、中途で雇うのであれば即戦力となる人材を希望するでしょうし、
一から教育するのであれば、新卒の薬剤師を育てる方がいいと考えるためです。

 

 

薬剤師過剰論がどこまで現実のものとなるかわかりませんが、
調剤経験を積んでおくことは将来的にプラス材料となるのではないでしょうか。

 

 

調剤未経験の薬剤師のための求人の探し方

 

未経験でも働ける薬局はあるのかな？と不安に思う人もいるかもしれませんが、
転職サイトを利用すれば簡単に調べられますので、紹介しておきます。

 

 

転職サイトの中でも研修体制が整っている
「ファルマスタッフ」さんを例に未経験求人の探し方をまとめました。

 

 

まず、トップページ真ん中あたりの「薬剤師求人を検索」というとことで、
「勤務地」「業種」「雇用形態」を選びます。

 

 

そして、「希望条件」の欄にある「未経験OK」の□にチェックをいれて、
「この条件で検索」をクリック。

 

 

 

 

検索結果は、全国で35,923件！

 

 

 

 

調剤未経験OKの求人は、これだけたくさん出てくるので、
検索結果の求人先から自分の希望に合う先を探すのは、とても大変な作業です。

 

 

転職サイトに登録をすると専属のコンサルタントが、
あなたの希望条件にあった求人先をピックアップして紹介してくれるので、
自分でやる時間と手間が省けてとてもおすすめです。

 

 

公開されていない条件のいい求人案件なども教えてもらえることもあります。
1分程度の簡単な登録で、利用料も無料なので登録しておいて損はないですよ！

 

 

調剤未経験の薬剤師が転職するポイント

 

調剤未経験薬剤師が求人先を選ぶときのポイントは、
研修体制が整った職場を選ぶということです。

 

 

大手調剤薬局チェーンは、社員の教育体制が整っているところが多いです。
転職サイトのコンサルタントに相談すると、
調剤未経験者への研修が手厚い薬局を紹介してもらうことができます。

 

 

薬剤師転職サイトでも教育や研修体制に力を入れている会社もありますので、
そういったところを利用すると費用もかからず、効率的に勉強することができます。