化粧品メーカーで働く薬剤師の仕事、年収、転職するには？

薬剤師の活躍の場のひとつとして、化粧品メーカーがあります。
女性薬剤師の転職先として人気の高い求人先のひとつです。

ただ、化粧品メーカーへ転職するといってもピンとこない方も多いかもしれませんが、
仕事の内容は多岐に亘ります。

その中でも、薬剤師の資格が活かせる仕事としては、どのようなものがあるのでしょうか？

化粧品メーカーにおける薬剤師の仕事は？

化粧品メーカーにおいて、薬剤師資格を活かせる仕事内容には、
化粧品に用いる成分の研究、肌への影響・効果・安全性についての研究、
化粧品の品質管理や薬事法に関わる内容の申請などがあります。

化粧品は直接肌に付けて使用するため、薬事法に絡む部分も多く、
薬学の知識を必要とする場面も増えています。

最近では、肌のトラブルを抱える人向けにスキンケア商品やシャンプーなどの開発や、
食品メーカーをグループに持つ化粧品会社などでは
健康食品やサプリメントの開発などもあるため、企業の求人としては多いと言えます。

募集している企業によって、業務内容に違いはありますが、
特に多いのは、薬事の管理に関わる仕事だといえるようです。

また、最近の傾向としては、営業やマーケティング、広告などの販売に関わる仕事や、
消費者の声を汲み取る仕事も任されるケースが増えてきています。

また、最近の化粧品は見た目を美しく見せることだけでなく、
美肌作り屋紫外線対策、アンチエイジング効果を重視した製品開発が進んでおり、
皮膚科医と連携して商品開発をするプロジェクトを行うこともあります。

化粧品メーカーで働く薬剤師に求められるもの

コミュニケーション能力

化粧品メーカーだけに限りませんが、
企業では多種多様の部署が集まり、プロジェクトを進めることも少なくありません。
そのため、仕事を円滑に行うためにはコミュニケーション能力が求められます。

また、医師や医療関連の機関、学会などと情報を交換したり、
ネットワークを築くことを求められるケースもあるといえます。
単に薬剤師としてのスキルや知識があれば良いというわけではありません。

英語などの語学力

国内の企業だけではなく、海外の企業が募集していることも多々あります。
日本企業であっても海外進出に意欲的です。
日常会話だけでなくビジネス英語レベルの語学のスキルが求められることもあります。

情報収集のために海外論文を読んだり、英語での書類のやりとりをすることもあるため、
スピーキング力だけでなく英語の読解力が必要な場面も少なくありません。

化粧品メーカーで働く薬剤師の年収は？

化粧品メーカーに勤務する薬剤師の場合、
職種やポジションなどによっても異なりますが、400〜600万円の幅が相場と言えます。

薬剤師転職サイトなどの求人情報から見たところ、平均的には500万円程度です。
薬剤師の業界の中でもやや高めの給与設定と言えます。

勤務先の会社の規模やや仕事内容、能力にによっても年収は変わるため、
事前にしっかり確認しておく必要があります。

薬剤師が化粧品メーカーに転職するには？

化粧品メーカーは、人気がある職種でやりがいもあり待遇もよいことから、
辞める人が少ないことがあります。

また、化学、農学など他の専門知識を持った人との競争になる点も
狭き門になるのも原因の1つです。
薬剤師免許があるだけでは強みになりません。

一般的な求人情報には紹介されない非公開求人であることが多く、
募集があってもすぐに埋まってしまいます。
そのため、薬剤師専門の求人サイトに登録し、活用していくことが必須となります。

転職サイトのコンサルタントに化粧品メーカーへの転職を希望している事を伝え、
求人案件があれば、紹介してもらえるようにお願いしておくようにしましょう！

そうすれば、非公開求人を紹介してくれたり、
求人が出たときに直接連絡してもらうことができるため、
自分自身で求人を探すよりも確実に効率的に進めることができます。

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