薬剤師の未経験ジャンルへの転職で注意すべきこと

薬剤師が未経験ジャンルへの転職で失敗しないためのポイント

4〜5月は、新卒薬剤師を獲得できなかった薬局・病院・企業や新入社員の早期離職に伴い、「急募の好条件求人」が増えるのがこの時期です!


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薬剤師は国家資格を有しているため、
サラリーマンに比べると転職はしやすい職種であると言えます。

 

 

しかし、転職後の新しい職場はこれまでのルールとは異なりますし、
人間関係に慣れるまでに時間も必要です。

 

 

さらに未経験のジャンルであれば、誰しも不安になるものです。

 

 

環境に慣れるだけでなく、新たに勉強しなければいけないことが多く、
一人前に働けるようになるまで時間がかかるかもしれません。

 

 

ここでは、薬剤師の未経験ジャンルへの転職の悩みと不安について紹介します。

 

 

薬剤師の職種別の未経験ジャンルへの転職について

 

製薬会社へ未経験で転職

製薬会社は薬剤師の職種の中でも高年収であり、製薬会社は人気の転職先です。
製薬会社で働くメリットは、次のようなものあります。

 

  • 薬剤師の他の業種に比べ年収が高く、安定している。
  • 企業は福利厚生や職場環境がしっかりしている。
  • 土日休みで休日も多くプライベートを充実できる。
  • 企業での仕事はデスクワークが多く、調剤薬局や病院に比べ体力的に楽。

 

 

製薬会社は求人自体があまり多くないため、転職のハードルはやや高くなります。
製薬会社の中ではMRが比較的求人数が多い職種です。

 

 

デスクワークである製薬会社のDI・学術職、品質保証、薬事関係や
医薬品卸会社の管理薬剤師等は、
欠員が出た場合の募集になるため、常に求人があるとは限りません。

 

 

特に企業は若い人を採用して社内で育成していきたいと考えています。
そのため、若い人材が採用されやすい傾向があるため、
製薬会社など企業への転職は、20代など年代が若い方が有利です。

 

30代前半であればギリギリ、30代後半になると未経験での転職は厳しくなります。

 

 

病院薬剤師へ未経験で転職

病院勤務にあこがれ、調剤薬局やドラッグストアから
病院薬剤師への転職を考える薬剤師は少なくありません。

 

 

病院薬剤師として働くメリットは、次のようなものがあります。

  • 調剤以外に、がん患者への注射調剤や病棟業務など幅広い業務に携われる
  • 医師や看護師などとチーム医療を実践できる
  • スキルアップにつながる

 

一般的に未経験で病院薬剤師への転職は難しいと言われますが、
一概にそうとは言えません。

 

 

確かに大学病院など大手総合病院は、求人数が少ないうえに
新卒採用がほとんどで、中途採用は非常に少ないです。

 

 

また、空きが出ても非常勤薬剤師が昇格して正社員になるケースもあり、
転職で採用されることは非常に厳しいと言えます。
中小の病院であれば、求人は比較的たくさんあり未経験での転職も可能です。

 

 

病院薬剤師の業務は、調剤薬局やドラッグストアなどと大きく異なります。
医師に薬物治療についてアドバイスするとなると、
薬に対する知識とともに臨床での経験が必要です。

 

 

そういったことを考えるとやはり、病院薬剤師への転職も年齢は若い方がいいですが、
40代、50代でも転職は可能です。

 

 

調剤薬局へ未経験で転職

薬剤師の国家資格は取ったものの、製薬会社や調剤併設なしのドラッグストアに就職し、
調剤未経験の薬剤師もたくさんいます。。

 

 

そういった人の中には、「そろそろ薬剤師として調剤経験を積みたい。」と考えるものの、
「調剤未経験だけど、調剤薬局へ転職できるだろうか」と不安に思う人が少なくありません。

 

 

調剤未経験の薬剤師が調剤薬局へ転職する際のポイント

 

研修体制が整っている薬局を選ぶ

調剤薬局の仕事は覚えないといけないことが多く、勉強が欠かせません。
調剤薬局勤務が初めての場合、何から勉強したらいいのかわからないことも多いため、
ひとりで勉強するのは大変です。

 

そのため、調剤未経験の薬剤師は、教育制度が整っている薬局を選ぶようにしましょう!
大手チェーンの調剤薬局は、研修体制が整っているので、おすすめです。

 

 

医院やクリニックの門前薬局は負担が少ない

医院やクリニックの門前薬局など決まった医療機関からの処方箋がほとんどであれば、
扱う医薬品の種類が少ないので、負担は少ないと言えます。

 

一方で、スキルアップにはなりませんので、
向上心のある人には物足りないかもしれません。

 

 

小さな個人薬局は避ける

個人薬局は教育体制などが整っていないところが多いため、
勤務時間外に一人で勉強することになります。

 

仕事中に常に質問できる先輩薬剤師がいればいいですが、
ひとりで対応しないと行けない場合も出てくる可能性があります。
そのため、調剤未経験の場合は、小さな薬局は避ける方がいいでしょう。

 

 

ドラッグストアへ未経験で転職

ドラッグストアは店舗数も多く求人が多いため、
薬剤師の職種の中では未経験でも転職しやすい職種です。
給料が高いため、年収アップを狙って転職する人も多いです。

 

 

ただし、薬剤師としての仕事以外の雑用も多いので、
そういったことを覚悟しておく必要があります。

 

 

ドラッグストアへ転職する際の注意点

 

接客や販売の仕事もある

調剤併設店であれば、調剤薬局と同様に調剤の仕事もあります。
しかし、ドラッグストアは、調剤だけでなく
OTC薬、化粧品、日用品、サプリメント等あらゆる商品を扱っています。

 

それらの販売や接客、レジ業務、品出しなどの店舗の雑用もしなくてはならないので、
薬剤師の仕事だけではないことを理解しておく必要があります。

 

 

ビジネスの基本が身につく

ドラッグストアは、商品を仕入れて売るのが仕事です。
薬剤師は早い段階で店舗管理を任せてもらえる会社もあり、
在庫管理など小売業の基本を身につけることができます。

 

将来、独立したいと考えている人には必ず役に立つ仕事です。

 

 

コミュニケーション能力が磨かれる

ドラッグストアは取り扱う商品が多種多様なため、多くの人と関わります。
お客さんだけでなく、製薬メーカー、化粧品メーカー、食品メーカー、卸業者など。

 

また、ドラッグストアで働いている人は
薬剤師以外にもパートやアルバイトなど老若男女さまざまです。
幅広いジャンルの人と関わり、視野を広げたい人にはおすすめできる仕事です。

 

 

薬剤師が未経験職種へ転職する際に注意すること

 

未経験ジャンルへの転職は、不安なことやわからないことが多いと思います。
いざ転職して、「自分のイメージしていた仕事と違った!」「自分には合わなかった!」と
ならないためにも、事前の情報収集をしっかりする必要があります。

 

 

転職後のミスマッチを防ぐためには、あらかじめその業界の経験者や
転職サイトのコンサルタントに相談することをおすすめします。

 

気になることは、どんどん質問して全て聞いておきましょう!

 

 

転職で成功する人は、どんな小さなことでも転職サイトのコンサルタントに質問したり、
自分の要望をコンサルタントに伝えている人です。

 

そういった人は、転職後にミスマッチが起こりにくく、離職率が低い傾向があります。
転職を成功させるカギはコンサルタントとの信頼関係にあると言っても過言ではありません!

 

 

なんでも相談できるコンサルタントを見つけることがポイントです。
そのためには、複数(少なくとも3社程度)の転職サイトに登録するようにしましょう。

 

 

そうすれば、話しやすい自分に合うコンサルタントがわかってきます。
疑問や不安に思うことはしっかり相談し解決できれば、
未経験ジャンルへの転職でも成功させることができるはずです!

 

 

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