かかりつけ薬剤師ってどうなの？資格やメリット・デメリット

トップページ＞薬剤師の転職アドバイス＞かかりつけ薬剤師ってどうなの？

かかりつけ薬剤師になる方法

4～5月は、新卒薬剤師を獲得できなかった薬局・病院・企業や新入社員の早期離職に伴い、「急募の好条件求人」が増えるのがこの時期です！

急な人材不足での求人の場合、好条件求人が多く給与や勤務時間など条件交渉もしやすいので、ぜひとも求人情報をチェックしておくことをおすすめします！

2016年4月からの診療報酬で「かかりつけ薬剤師指導料」「かかりつけ薬剤師包括管理料」が新設されました。

患者さんが選択したかかりつけ薬剤師が服薬指導業務を行った場合、指名を受けた次の処方箋から1回70点が算定できるようになります。

今回は、この「かかりつけ薬剤師」について、まとめてみました。

かかりつけ薬剤師指導料を算定するために必要なポイントを次のようなものです。

①患者の同意を得る
②一人の患者につき一人の保健薬剤師のみ算定できる
③患者の同意を得た次回来局時以降に算定可能
④患者から24時間相談に応じる体制をとり、開局時間外の連絡先を伝える
⑤勤務表を作成して患者に渡す

その他にも、患者が受診している全ての保健医療機関の情報を把握し、処方薬のほか患者が服用しているOTC薬や健康食品についても把握し、その内容を薬歴に記載するように求めています。

かかりつけ薬剤師は患者が指名するもので、患者に同意をもらった次の処方箋から1回70円算定できるようになります。

原則、指名を受けた薬剤師が服薬管理を行うので薬の説明もその薬剤師が行います。違う薬剤師が対応した場合は、70点は加算できません。

指名された薬剤師は24時間体制で対応できる連絡先を教えて、勤務表も渡さなければいけません。指名された薬剤師がいるときに薬局に来てもらうためなのでしょうけど、これに関してはいろいろ物議を醸し出しているようです。

24時間体制で対応できる連絡先についても、会社が携帯を支給するなどの体制が整備されるのかどうか。その辺りも気になるところです。

また、この「かかりつけ薬剤師」は、誰にでもなれるわけではなく、薬剤師側にも要件が求められます。

かかりつけ薬剤師になるには、次の要件が求められています。

かかりつけ薬剤師になるための要件のひとつに「認定薬剤師を取得していること」が求められているため、今後は「認定薬剤師」であるかどうかが、薬剤師の付加価値となっていくでしょう。

しかし、認定薬剤師を取得するための研修会は勤務時間後や休日に行われるといったことや講習会に参加するには多くの費用が発生することに躊躇する人もないとは言えません。

転職サイトによっては、無料でe-ラーニングを提供しているところもあるので、そういったものを利用するのもひとつです。e-ラーニングであれば、自宅で好きなときに好きなだけ受講することができます。

たとえば、「ファルマスタッフ」では、派遣薬剤師として勤務すれば1年間無料でe-ラーニングが受講できます。
また、日本薬剤師研修センター「研修認定薬剤師制度」単位取得について、自己研修として請求することができるのです。

かかりつけ薬剤師の業務の算定要件が厳しいため、算定するためにはそれ相応の体制が必要になります。この「かかりつけ薬局業務」をまったくやらなかった場合はどうなるのでしょうか。

この場合、実施のなかった年の翌年から調剤基本料が1/2になり、薬局は利益を得られなくなります。

調剤基本料は処方せんの受付1回に算定する薬局の最も基礎となる点数です。これが半分に減算されるとなると、薬局経営者は手を打たないわけにはいきません。

今後、「かかりつけ薬剤師」はますます注目度が高まるであろうと予想されています。

「かかりつけ薬剤師」に認定条件の一つが「認定薬剤師」の取得です。薬局経営者にとっても「かかりつけ薬剤師」の必要性は重要度を増しているため、「認定薬剤師」の取得のために次のようなサポートのある職場もあります。

こういった研修体制の整った職場を知りたい場合は、転職サイトのコンサルタントへ相談してみましょう！今は、「認定薬剤師取得支援あり求人」が多数出てきていいます。

転職サイトの「ファルマスタッフ」では、「認定薬剤師取得支援あり求人」で検索も可能です。「認定薬剤師取得支援あり求人」にチェックを入れ検索すると1万9000件の求人がヒットしました！
登録は無料ですので、ぜひチェックしてみてください！