薬剤師の年収は、こうやってアップさせる
薬剤師の給料は高いのか安いのかは、いろいろな意見がありますが、
薬剤師になるまでの学費などを考えると、
薬学部卒業後に得られる給料は少ないという意見が多いです。
他業界から見ると、「高収入で羨ましい！」と思えることも多いようですが、
医療業界では年収は高いとは言えず、
不満を感じている薬剤師も少なくありません。
薬剤師の職場といってもさまざまありますし、
どのような仕事をするかによっても年収は変わってきます。
薬剤師が年収を上げるためには、どのようにすればいいのかをまとめました。
薬剤師が年収アップに必要なスキルとは？
どんな仕事をしていても共通していることは、薬剤師としてのスキルアップをすることです。
薬剤師だけでなく、どんな職種にも共通して言えますが、
他人とのコミュニケーションスキルが長けていることは非常に高評価につながります。
コミュニケーション能力といっても、それほど大変なことではなく、
普通に話すのがうまいとか、患者さんに好かれているなど、
円滑にコミュニケーションが取れるといったレベルで問題ありません。
2016年の診療報酬で新設された 「かかりつけ薬剤師」では、
患者さんからの指名を受ける必要があり、
コミュニケーション能力の高い薬剤師が必須になってきます。
どこの薬局でも「接客」に力を入れ始めているため、
「患者さんとうまく会話が出来る人」は
今後ますます需要が高まると考えられます。
患者さんの中にも、急いでいてあんまり話したくない人や
ゆっくり相談してほしい人などさまざまです。
そういう、状況に応じた判断ができる薬剤師が必要です。
特に薬剤師は「話すのがうまい人」が少ない傾向があるので、
少しできるだけでも高評価につながります。
自分の仕事のことだけではなくて、
店舗全体としてどのようにすれば成果を上げられるかという考えが出来る人は、
年収アップにもつながります。
どのようにすれば薬局全体として残業を減らせるかということや、
店舗内の良い雰囲気作りをできるかなど
人間関係を円滑にうまくできる人とも言えるかもしれません。
具体的にできることとして
- 笑顔で大きな声でみんなに挨拶するようにする
- 仕事を辞めようか悩んで、元気のない人をフォローしてみる
- 仕事で効率アップできることを提案してみる
こういった能力は勉強して身につけられるものではないため、
意識高く前向きに取り組む姿勢が必要です。
薬剤師が辞めない職場作りに貢献でき、評価されれば、
年収面の交渉で数十万円程度は年収アップすることが可能と言えます。
薬剤師が働く医療業界は、常に新しい薬や法律が普及世界であり、
次々に発売される薬を覚えたり、広範囲な知識を身につけなくてはいけません。
そのため、常に勉強することを求められるでしょう。
しかし、「勉強している」といっても、客観的な尺度がなければ、
成果が見えづらいものです。
継続的な勉強を証明するのが、「研修認定薬剤師」制度です。
「研修認定薬剤師」制度 日本薬剤師研修センターが運用する制度で、
一定の期間内に集合研修・自己研修を受け、
既定の単位数を取得することで認定されます。
「かかりつけ薬剤師」の算定要件の中にも
「研修認定制度等の研修認定を取得していること」が求められています。
研修認定薬剤師を取得しておけば、自分に継続的な勉強により、
高いスキルがあることを証明することができますし、
転職の際のも有利になることは間違いいありません。
薬剤師が簡単に年収を上げる方法
薬剤師が年収を上げるために必要なスキル以外に、
簡単に年収を上げる方法としては、転職をして年収アップする方法があります。
転職で年収が上がる理由は、薬剤師の転職の場合
「前職の給料を考慮する」ということがあるためです。
そのため、新卒で入社し勤務している薬剤師よりも、
転職で中途入社してきた薬剤師の方が
年齢が若くても年収が高くなる逆転現象が起こることが多々あります。
薬剤師の転職では、
前の職場でもらっていた年収を保証してくれることがほとんどです。
そのため、転職すれば年収をアップにつながります。
もちろん「同僚との別れ」や
「新しい人間関係や職場に慣れないといけない」などのこともあるので、
自分が求めるものはきちんと考えておかなければいけません。
また、薬剤師の需要と供給のバランスで、
薬剤師が不足している薬局などでは、破格の年収が提示されるころもあります。
そういった「前職の給与を考慮」と「薬剤師の需要と供給のバランス」をうまく使うことで、
薬剤師の転職は年収を飛躍的に上げることが可能です。
薬剤師の年収アップの求人を探すなら
年収アップを考え転職する場合は、転職サイトを活用しましょう！
転職サイトのコンサルタントに「年収を上げたい」ということを伝え、
条件を満たせる求人を紹介してもらい、
その中から自分の希望に合うものを探すのが一番効率的です。
求人情報を見てみて、希望に合うものがなければ、
面接を受けなければいいだけですので、
まずはどのような求人案件があるかを調べるだけでも参考になると思います。
