薬剤師を辞めたい新人薬剤師に伝えたいこと

薬剤師をやめたいと感じている新人薬剤師

この記事にたどりついたあなたは、
「毎日の仕事がつらい」、「薬剤師を辞めたい」と思っているのではないでしょうか。

 

ストレスで眠れなかったり、朝起きて職場に行きたくない、
休日も憂鬱な気分で何をする気にもならない。
常に、「仕事をやめたい」ということが頭の中でぐるぐるしている。

 

私もそんな苦しい日々を過ごした経験があります。
そんな悩みを持つ薬剤師の方の少しでも参考になればと思います。

 

 

本当に薬剤師をやめたいですか?

 

「薬剤師をやめたい」と思う理由はみなさん色々と思います。
でもよく考えてもらいたいのですが、それは本当に薬剤師をやめたいのでしょうか?

 

自分の辞めたい理由を見つめなおしてみると「薬剤師を辞めたい」のではなく、
「今の職場を辞めたい」ということが少なくありません。

 

薬剤師になった理由は人それぞれ色々あると思います。

 

「小さいころから憧れて薬剤師になった人」「医者になれずに薬剤師になった人」
「親のすすめで薬剤師になった人」理由はなんであれ、
結果として今「薬剤師として働いている」ということは、希望するしないに関わらず、
何か縁があってのことなんだと思います。

 

 

職場を辞めたい理由は人間関係

 

薬剤師に関わらず、仕事の悩みで一番多いのは職場の人間関係です。
人間関係のストレスが精神的に作用して、
適応障害やうつ病をはじめとする疾患を引き起こすケースが非常に多いのです。

 

職場で人間関係のストレスを抱える原因はいくつかありますが、
代表的なものを3つあげてみます。

 

 

仕事ができない

薬剤師は、看護師のように「メンター制度」「プリセプター制度」などがない職場が多く、
先輩薬剤師に聞いて教わるという体制が整っていません。

 

上司や先輩薬剤師は、見ていればできるだろうと思っているけれど、
新人薬剤師は教わっていないからできない。

 

仕事ができずに先輩薬剤師から怒られると委縮してしまい、
さらに聞けなくなるといった悪循環になるのです。

 

「こんなことを聞いたら怒られるんじゃないだろうか」といったことや
「誰に聞いたらいいのかわからない」ということから、
仕事についていけなくなる新人薬剤師も少なくありません。

 

 

仕事でミスをしてしまった

「調剤ミスをしてしまった」
「服薬指導で患者さんにおこられてしまった」

 

どのような人でも仕事で大きなミスをすると自信をなくしてしまいます。
それが、新人薬剤師で先輩薬剤師からのフォローがない環境だと、なおさらです。

 

自信がなくなると、またミスをしやすくなり、自己嫌悪になってしまうのです。

 

また、薬剤師は人命と関わるというプレッシャーや
患者さんを待たせてはいけないというピリピリした空気の中で仕事をしています。

 

仕事でのミスによるストレスは相当なものになります。

 

 

職場の先輩や同僚と合わない

ドラッグストアの場合は、
薬剤師以外のスタッフやアルバイトの人達も多く接客の仕事もあります。
しかし、調剤薬局は調剤室という非常に狭い空間で長い時間を過ごさなくてはいけません。

 

店舗の移動などがある薬局であれば、移動を申し出て環境を変えることもできますが、
そうでない場合は毎日がとてもつらいものとなります。

 

 

転職するべきかどうかの判断基準

 

教育体制が整っていない

薬剤師は人命にかかわる仕事であり、
ミスが取り返しのつかないことになることもあるのです。
そのような仕事にも関わらず、
きちんとした教育体制を整えていない会社はやめておくべきです。

 

薬剤師免許をもっているのだから、見ていればできるというような考えは通用しません。

 

経験者ならまだしも
新人薬剤師に対してもそのようなスタンスであれば、そこにいるべきではありません。
きちんと教育体制のある職場を探しましょう。

 

 

トップが職場をよくしようと考えているか

会社や職場は、現場の上司により大きく影響されます。

 

何か困ったことがあって改善を訴えても、
何も対応してもらえなければ新人薬剤師ではどうすることもできません。

 

上司が変わらないのであれば、早めに見切りをつけた方がいいでしょう。

 

また、ミスやできないことを指摘するのではなく、
育てようという気持ちをもった管理者のもとで働くことができれば、
経験値を高めモチベーション高く働くことができます。

 

 

自分らしさを失ってしまう

何をやっても怒られる、何度もミスをしてしまうなどが続くと自信を失ってしまいます。
自信を失い「自分はダメなやつだ」と思いこみ始めると、
怖いもので本当にそうなるのです。

 

周りからの評価が自己イメージを下げてしまい、
そのような現実を引き寄せてしまうのです。

 

他人のイメージはなかなか払しょくされないものです。
そのような環境からは一刻も早く離れることをおすすめします。

 

環境が変わると自分らしさを取り戻し生き生き輝く人も多いんです。
怒られるのではないかと思ってビクビクくしながら仕事をするのはやめましょう。

 

 

新人薬剤師が転職するのは不利なのか

 

今の職場でのあなたの不満が改善される可能性があるのであれば、
様子を見てみるのもいいと思います。

 

しかし、そのような期待ができないのであれば、転職活動を始めるべきです。

 

人間関係のストレスから精神を病んでしまう人も少なくありません。
人間関係の悩みの一番の解決策は、悩みのもとから離れる事です。

 

「新人のうちに転職するのは、イメージがよくないのではないか?」
と悩む人も多いようです。
最近は、第二新卒という言葉もあるくらいなので、
転職するのであれば少しでも早いに越したことはありません。

 

「教育体制が整ったところでキャリアを積みたい」など
前向きな転職であれば熱意は伝わるはずです。

 

 

新人薬剤師が転職の際に注意すること

 

新人薬剤師の転職は失敗ができません。

 

またすぐに転職するとなると、
今度は本当に「忍耐力がないのではないか」
「また辞めてしまうのではないか」と思われてまうからです。

 

そのため、転職サイトを必ず利用してください。
転職サイトに登録すると
転職のプロであるコンサルタントがあなたに専属でついてくれます。

 

コンサルタントにあなたの今の職場での悩みをしっかり伝えれば、
それを改善できる職場をコンサルタントが紹介してくれます。

 

転職サイトのコンサルタントは、求人先の教育体制や人間関係、
これまでの離職率なども把握しているので、
あなたの希望にあった職場をアドバイスしてくれます。

 

無料で利用できるので、
3社程度は登録していろいろな人からアドバイスを聞いてみましょう。
コンサルタントとの相性もあるので、
その中から相談しやすいコンサルタントを見つけましょう。

 

私の場合は、6社ほど登録して、
合わなかったところには、「もう決まりました。」と伝えました。
そうした後は、連絡は来なくなりますので、心配せず登録をしてみてください。

 

どこに登録したらいいかわからない場合は、
私が使ってよかった転職サイトを紹介していますので こちらを参考にしてみてくださいね。

 

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